全国おやじサミットとは

 おやじの会は、PTA等のように全国の組織があるわけではありません。

1990年代頃に全国各地で小中学校を単位に自然発生的に生まれた保護者を中心とした団体の一般的な呼び方です。

1982年に川崎市で始まったとも言われています。

 

 「おやじの会」は全国各地でそれぞれの活動を展開していて、現在4,000を越える団体があると言われています。

おやじの会に定義や要件があるわけではなく、PTAの父親部から、子どもの有無に関わりない地域の男性の集まりまで、

多様な形態となっています。

しかし、設立の趣旨や活動の目的には「子どもの健やかな成長におやじがしっかり関わる」ことが共通に掲げられています。

 

つまり、「地域の子どもに向き合う」「自分の子どもだけでなく、地域の子どもの為に活動する」ことが、おやじの会の条件とも言えるでしょう。

仕事の肩書きを一度捨てて、地域の人間として対等に平等に。政治や宗教など「生臭い」要素は捨てた上で、純粋に「子ども」と「自分」の為に活動する。

究極のフラットな大人の集まりが、おやじの会です。

 

「おやじの会にスゴイヤツはいるが、偉いヤツはいない」

この言葉が、おやじの会の精神を象徴していると言えます。

 

このおやじの会のメンバーが、年に1度、自主的に集まるのが「全国おやじサミット」です。

「全国おやじサミット」は平成15年に、香川県で第1回目を開催してから、毎年場所を変えて開催され、

 

2020年度で18回目を迎えます。

香川→②三重→③京都→④鳥取→⑤広島→⑥富山→⑦大分→⑧兵庫→⑨熊本→⑩北海道→⑪宮城→⑫福岡(北九州)→⑬愛媛→14東京→15鹿児島→16東広島17神奈川(座間→18山口(※コロナ禍で中止)→19熊本 →20埼玉(※コロナで開催消滅)→20瀬戸内(愛媛・香川)⇒21神奈川県(藤沢)

 

それぞれの都道府県で実行委員会を立ち上げて、手弁当で手作りの「全国おやじサミット」を開催しています。